現在のところ、PGP Desktop 9.6.3 では複数ユーザの署名は出来ないようですね。
仕様と言ってしまえば、それまでですが…。
GnuPG では可能なのに PGP で出来ないのは、何か奇妙な感じがしますが。
でも署名検証は複数でも出来るんですよ。
署名は駄目で、検証だけ複数サポートというのも、何か奇妙な感じがするのですが。
何故なんでしょうかね?
そんなの全く必要が無いという考えなんですかね。私はそうは思いませんが。
歴代の PGP は全て同様なんでしょうか?
たとえばアリスとボブで署名してみます。
コマンドラインの pgp.exe でやると、
pgp --sign --signer Alice --signer Bob foo
pgp --verify foo.pgp
foo.pgp:verify (3038:signing key Bob)
foo.pgp:verify (3035:good signature)
foo.pgp:verify (0:verify complete)
後から指定したボブしか署名されていません。
アリスは無視されましたが、それに対してのエラーは出ません。
pgp.exe のマニュアルには --signer の複数使用例はありません。
同じ事を gpg.exe でやると、
gpg --sign --local-user Alice --local-user Bob foo
gpg --verify foo.gpg
gpg: Good signature from "Alice"
gpg: Good signature from "Bob"
アリスとボブの両方とも署名されています。検証もされます。
pgp.exe で作成したファイルを gpg.exe で検証すると、
gpg --verify foo.pgp
gpg: Good signature from "Bob"
やはり、ボブしか署名されていません。
gpg.exe で作成したファイルを pgp.exe で検証すると、
pgp --verify foo.gpg
foo.gpg:verify (3038:signing key Bob)
foo.gpg:verify (3035:good signature)
foo.gpg:verify (3038:signing key Alice)
foo.gpg:verify (3035:good signature)
foo.gpg:verify (0:verify complete)
アリスとボブの両方とも検証されます。
戻り値が 0 なので正常終了という事になります。
pgp.exe は複数署名を認めるが、自ら作成はしたくないようです。
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