第30回全国アマチュアオーケストラフェスティバル参加記

AOF 2002 in Niigata

2002年8月2日〜4日まで新潟市民芸術文化会館で行われました第30回全国アマチュアオーケストラフェスティバルに参加してきました。
この催しは全国のアマチュアオーケストラから有志を募って3日間一緒に練習を行って演奏会を行うというものです。 オーケストラは2つ組織しまして、それぞれ別々に練習は行います。

2002年8月2日
いよいよアマチュアオーケストラフェスティバル当日です。
今回は地元新潟での開催ということもあって午前中はのんびり。 でも気が付いたら11時過ぎてて慌てて支度をして自宅を出発。途中昼食を食べてから会場であるりゅーとぴあには12時20分近くに着く。
開会式での座席は地域別になっていたんですが新潟は何地方?(^_^;)とりあえず北陸・北関東地域の座席に座る。
そうこうしているうちに昨年一緒に演奏したSさんが到着。再会を喜びいろいろと話をして盛り上がっていたら開会式が始まりました。

開会式では歓迎演奏ということで私がかつて在籍した新潟市ジュニアオーケストラが演奏しました。なぜか私が緊張。でもいい演奏でしたね。
終了後はオケごとに分かれるということでSさんとは別れてAオケのオリエンテーションに。ここで今回運営協議会に参加のU氏と1年ぶりに再会。盛り上がってたらあまりオリエンテーションの話聞いてなかったかも。

14時半から最初の合奏でした。まずは周囲の方にご挨拶。その後クラの2ndのOさんとちょこちょこと話をしていました。 Oさんとはうまく合わせられそうな気がしました。性格合わないような人とペア組んじゃうと大変ですからねぇ。ほっとしました。
そして秋山先生登場。合わせはじめましたが、Allegro moderatoに入ったら。。。「テンポがは、はやい!!」 事前にCDで聞いててそのテンポを元に練習をしていたのですがそのテンポでも早かったのでこれよりは早くないだろうと思ってたのですが。。 そのためか木管楽器全滅(;_;)うーむ、先が思いやられます。
音の感じ方はやはりCDから入ってしまったこともあるのか実際に吹いてみるとかなり違いますね。頭の中を修正しました。
第1楽章第2部ではパイプオルガンがついに登場。いいですねぇ、一緒に演奏すると。ソロの方は第2楽章もそうだったんだけど全体的に音が小さいとのこと。どうしても普段やってる音量でやってしまうんですよねぇ。オケの規模が全然違うのに(^_^;)
そうこうしているうちに練習終了。私の方は一度実家に行って楽器を預かってもらってきました。

夜はもうひとつのメイン?飲み会です。パート別懇親会ということでわがクラリネットはファゴットと同じ部屋にて開催されました。 私が行った時にはすでにほとんどみなさん来てました。早かったのねぇ。ホストの新潟交響楽団のTさんの乾杯で開始。
でもクラリネットパートはほとんど今回同じAオケで1アシを担当しているHさんのハンマーシュミットの試奏会って様相でした。 私自身はエーラーは何度か吹かせてもらったことが過去にあるので試奏の方は遠慮して酒を飲む(^_^;)新潟交響楽団のYさんなんかとは 数年ぶりに話させていただきました。なんか懐かしかったなぁ。

2次会は万代の船栄に移動。ここでは日本酒のラッシュになりました。多分置いてあったほとんどの銘柄頼んだんじゃないかな?
ここで翌日夜の裏計画が始動。元締のTさん楽譜持ってきてくれてありがと。
自宅に戻ったのは1時あたりでした。明日は大丈夫かしら。

2002年8月3日
起きたら8時。うーん、結構ギリギリだねぇ。支度をして実家へ。朝飯を実家で食う。 今回は初めて父が私の演奏を聞きに来てくれるのだが、プログラムを見せながらいろいろと今回の話をする。
その後バスで会場へ。暑いっす。まあ気温はめちゃめちゃ高いわけではないんだけど最近昼間に外出てないからなぁ。
午前中は管分奏ということでりゅーとぴあの劇場へ。思えば劇場に入るのは初めてです。なかなかいいホールですね。 練習開始まで音出しをして備える。タンギングはうまくいくのかなぁ。結構不安。
分奏の指導は吉田行地先生でした。彼は新潟市ジュニアオーケストラの絡みで顔見知りなんで何となくやりにくいですね。 でもテンポを微妙にゆっくりにしてくれたので第2楽章は何とかテンポについていけるようになりました。リズムも体に入って来たかな。 2ndのOさんと「このテンポで秋山先生もやってくれればいいのにぃ」と言ってました。
しかし、第1楽章は相変わらず駄目。クラ2本とファゴット1本の計3本でppで16分音符を刻むソロのところが全く揃わない。 吉田先生からはリズムの感じ方が悪いとのことで拍の頭にアクセントをつけてやってみるように言われてやってみるがうまくいかない(;_;) 最後には「3人で合わせてね」と言われて放置(苦笑)。まあでもこればっかりは合わせる前に自分で感じつかまないと駄目だからね。

昼飯はAオケクラメンバーで食べる。2日目ともなるとかなり意気投合してきたかな、いい感じ。 飯の後裏計画の練習をやろう!という話になったのでクラメンバーを探してはそれを伝達。みんなに伝わったかなぁ。 12時半くらいからはコンサートホールのステージ上でチェロとファゴットが練習してました。なんか悔しいねぇ(^_^;)
13時からクラリネットで揃って練習をしました。元締のTさんが持ってきてくれた楽譜は「クラリネットポルカ」「ラジオ体操第一」「マイムマイム」の3曲。 パートは適当に決めて合わせてみる。なかなかいい感じ。私の方はポルカは1st、後の2曲は4thを吹きました。 ポルカは一緒に吹いたBオケのMさんとSさんが結構うまいのでちとあせる。でも楽しければいいのかなぁ。 そんなこんなで夜のレセプションパーティーには全員楽器持参ということで話をして解散しました。

午後の練習は合奏でしたがまだまだ第1楽章の例のところは駄目ですねぇ。でも秋山先生は特に触れず。逆に怖いわ(;_;) 音量の方はまだまだ小さいみたい。休憩時間に吉田先生に話を聞いたら「もっと出していいんだけどなぁ」とのお言葉。 なんかソロのところは「p」で書いてあっても音量的には「f」で吹いてるかも。
木管はやはり要所要所で捕まります。みなさんテンポ感が秋山先生のと合ってなかったんだろうなぁ。でも合わせなきゃ。 個人的には結構音を間違えて吹いてしまって「あっ」って感じ。でもよく聞くと1アシのHさんが正しく吹いてくれてます。 ありがたやありがたや。Hさんには私が苦しいところを代わってくれたりとかその辺いろいろと気が回ってくれてたので感謝感謝です。 練習自身は当初予定の17時より大幅に早い16:20に終了。明日聞けなさそうな予感がしたのでBオケの練習を劇場で聞いてくる。 Bオケは..難しいっすねぇ。みなさんすごいわ。やっぱり選ばなくて正解だったかも。クラリネットの旋律もいい感じでしたね。

夜はレセプションパーティーです。自宅に譜面台とプラ管を取りに戻り、出発。やっぱり荷物が多いと歩くの大変だわ。
ホテル玄関でHさんと、エスカレーターでSさん、Mさんと会い一緒に会場へ。とりあえず端っこの方をクラリネットの陣地にして みんな楽器ケースを置く。やる曲の相談などをしているうちに会がはじまり乾杯に。まずは飯を食って呑みまくり。 で、高円宮殿下の挨拶辺りになったらフロア係の人がケースを動かし始める。よく聞くとケースの置いてあった場所の脇のステージでアルビレックスのチアリーダーがパフォーマンスするとのこと。 その後パフォーマンスありましたけどなんか異常な盛り上がりでした。高円宮殿下もいつの間に自席からステージの目の前に来て見ていらっしゃいましたね。

チアリーダーが帰ったらサーッとホテルの人がステージ上で準備を。チェロ軍団の突発アンサンブルがはじまりました。 毎回殿下が帰ってからやってるはずなんだけど今年はチェロだけ許可取ったみたいだわ。曲名は分からなかったけど真面目な曲を10分くらいやってたかな。
クラパートはこのタイミングで全員集合。TさんがNYOCのクラリネットの人も誘ってくれて急遽参加。国際色豊かになりました。 ホルンが終わってから準備開始。ファゴットが終わってからクラパートの演奏に入りました。
最初は1曲にしようかと思ってたけど他のパートが数曲演奏してたのでクラリネットも昼に練習した3曲をやることに決定。順番は「クラリネットポルカ」「ラジオ体操第一」「マイムマイム」です。 ポルカはまあ定番なのでみんなも普通の反応でしたが、次のラジオ体操は面白かった。まず仕込んでいた体操のお兄さんとお姉さん(当初の予定では浴衣着用だったんですが忘れてました)が登場して「ラジオ体操第一、よーい!」の掛け声。 そして演奏開始(^_^)会場は爆笑の渦で結構一緒に体操やってくれた人も多かったですね。次のマイムマイムも一緒に踊ってくれた方が何人かいましてうれしい限り。もうこれで満足かな(^_^)
残り時間はいろんな方とおしゃべりしていました。うちのオケにトラでよく来ているオーボエの方のご主人もいらっしゃいました。名刺交換しましたけど結婚されてるのは知らなかった(^_^;)

2次会の方は希望を取ったらお茶飲むのがいいとのことでしたので、駅前の喫茶店まで行ったのですが満席(;_;) 仕方ないので近くの居酒屋に入りましたが、ここの料理がなかなか評判よかったです。烏賊の一本漬けとかのっぺいとかの新潟料理を食べさせることが出来てよかったかな。 でも、なぜかここではEs管登場、全員で回し吹き(^_^;)しかもなぜかラヴェルの「ボレロ」のEsクラソロを吹きはじめて他の人が指でリズムを叩いたり..とすっかり酔っ払いでした、みなさん。
そんなこんなで日が変わる辺りに帰宅しました。

2002年8月4日
朝起床後荷物をまとめて実家へ。親からは「何でそんなに荷物あるの?」って言われるが、楽器、小物や財布を入れてるカバン、衣装入れの3つは普通だけどなぁ。
実家で朝食を食べてからバスで会場に向かうがBオケのホルンの方と一緒になる。話をして盛り上がってるうちに会場に到着。分奏会場のスタジオAに向かう。
スタジオAの前でうちのオケのフルート吹きに会う。そうだ、今日は手伝い何名か来てるんだった。「がんばってね〜」と言われるがそれが結構プレッシャーになるのよね。 スタジオAではすでに着いている方々が猛練習中。うーん、たしかに本番の日に分奏ってのはある意味異常事態だもんな。私も第1楽章のところを中心に練習をして分奏開始に備える。
10時からの分奏は吉田先生の担当でした。16分音符のタンギングをどうしているかという話があって「ダブルでやってる人」と言ったらクラ以外ほとんどが手をあげた(;_;) クラは全員シングルでがんばってたのにぃ(;_;)全員シングルでという話もあったんですが反対意見が出て結局自由にってことになる。ちょっと残念。
吉田先生の指導は結構的確なので分奏しているうちに何か見通しが立ってきた感じ。隣りで吹いてるOさんともそういう話をしていました。やっぱり木管出身者の方にトレーナーやってもらうと的確ですよね。とても助かりました。

11時からは1時間のコンサートホールでのゲネプロ。さすがに3日目になるとみなさんきちんと修正してきますね。 曲としてはかなり仕上がってきました。問題の木管のタンギングはまだまだなんですが、入るタイミングが分かってきたので何とかなりそう。 ゲネプロは割と順調に終わる。
終わった後Bオケのゲネプロを聞こうと思って弁当を慌てて食べているとバスクラのTさんから「屋上で食べません?」とのお誘い。 半分くらい食べた後だったんだけど屋上に行って来ました。思えばりゅーとぴあには何十回と入ってるのに屋上に行くのははじめてだな。 いい景色でTさんもとても喜んでました。よかったよかった。

ロビーに戻ってさあBオケ聞くぞ!と思ったらゲネプロ終わったところでした(^_^;)残念。 クラリネットのところに行って話をしているうちにほぼ全員揃ったので記念撮影。 その後しばらくみなさんと話をして過ごす。
開演のちょっと前に着替えをしてホールへ。演奏者席はステージの左右の3階席でした。演奏を聞くのはあまりよくない場所だけどしょうがないか。 1階席を見ると両親発見。今回チケットをプレゼントしたんです。私は新潟市に住んでるのに新潟市で演奏活動してないからなかなか聞かせる機会がないのよね。
本番はまず歓迎演奏ということで新潟交響楽団が演奏。ベルリオーズの「ローマの謝肉祭」でしたけど素晴らしい演奏でした。 コールアングレは特にGood!。
続いての演奏はNational Youth Orchestra of Canada。ユースオケですので学生オケっぽい演奏なのかと思ったらいやいやものすごくうまい!! とても感動しました。ああいう演奏をしたいよなぁ。でも無理なんだろうな(^_^;)

Bオケの演奏が始まる前に客席からステージ袖へ。Bオケがステージに出るのを見送ってから楽器を取りに楽屋へ。 楽屋に行ったら結構みなさん練習されてましたね。楽器を組み立ててちょっと音出ししてから楽屋ロビーに。 なんか楽屋にいると緊張しちゃうんで(^_^;)そしたらオーボエとファゴットのトップの人もロビーにいましたね。 やっぱり緊張してたのかしら。
待ってたら新潟交響楽団の方に話し掛けられる。で、よく名前を聞くと..中学時代の後輩じゃないですか。びっくり。 当時はクラリネットだったのですが今は打楽器だそうです。でも話しはじめたところでBオケの演奏が終わってしまい話は中断。まあしょうがないですね。

ステージ脇で息を整えいざステージへ。やっぱり緊張しますねぇ。チューニングを終えて演奏がはじまりました。
Allegroになって最初の木管の16分音符のところに差し掛かったがうまく行った感じ\(^O^)/この辺から調子よく演奏出来ました。 終わってから他のパートの人に「クラとファゴットのあそこバッチリだったじゃない!」と言われてやっぱりうれしくなりました。 第1楽章後半のソロも自分としてはいい出来だったかな。
演奏が全部終了してからは木管のトップ4人で握手。やっぱり共に3日間がんばりましたしね。クラリネットも全員で握手しました。 本当に楽しかった。その後は我々がステージ上にいたまま閉会式。楽器の掃除をしながら2ndのOさんと感想を話していました。

閉会式終了後は急いで着替えてクラパート集合。時間の都合で全員での記念撮影は出来ませんでしたけど数名で写真撮りました。 いろいろと話をして最後の人を見送ってから帰宅。ちょっとのんびりしてたらOさんから電話が。打ち上げしませんか?とのことで今いる場所を聞いたら古町とのことでしたので古町へ。 他のクラリネットパートは帰ってしまったので二人でミニ打ち上げを行いました。終わった後だけあってビールのうまいこと(^_^)いろいろ話をして3日間のアマオケフェスティバルが終わりました。

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最終更新日:2002年8月9日